Payoneer(ペイオニア)とPaypal(ペイパル)手数料比較
海外と取引をする上で、Payoneer(ペイオニア)かPaypal(ペイパル)は必需品と言えます。
基本的には、Amazon輸出をする人はPayoneerを、ebayをする人はPaypalを持つことになると思います。
また、両方持っているという方も多いのではないかと思います。
しかしながら、売買をする中で、手数料が割高で、売り上げのかなりの部分をとられ、少しでも手数料を節約したいと思う人は多いと思います。
そこで、今回はPayoneerとebayの手数料を比較し、少しでも手数料のかからない受け取り方法はなにか検証しました。また、Payoneerとebayを連携させる方法も考えました。
(1)Payoneer(ペイオニア)とPaypal(ペイパル)の手数料の違い
まず、両者の手数料を比較します。以下の表をみてください。受け取り時に発生する手数料は、Payoneerが1%無料、Paypalが3~4%となっており、Payoneerの方が安く済みます。※2016年6月21日にPayoneerのドル受取手数料は1%から無料になりました。
一方で、引き出しの時は、Payoneerが2%、Paypalが無料となっており、Paypalの方が安く済みます。
両者とも、売り上げを受け取り、引き出すまでにかかる最終的な手数料は2~4%前後になります。
しかし、ここで注目してほしいのは、両者で得意な分野があることです。表からもわかるとおり、Payoneerは受け取りに強く、Paypalは引き出しに強いということです。
Payoneer(ペイオニア) | Paypal(ペイパル) | |
---|---|---|
売上げを受け取り時に必要な手数料 | 無料 | 国内から受取る:決済額の3.6%+40円 海外から受取る:決済額の3.9%+40円 PayPal Here:決済額の3.24% |
残高を引き出す時に必要な手数料 | 引き出し額の2%(銀行振込み) | 無料(Paypal利用) |
注:PayPal Hereとはスマートフォン決裁のこと
(2)Payoneer(ペイオニア)とPaypal(ペイパル)の連携
それでは、それぞれを連携させた時の手数料をパターンに分けて考えてみましょう。
考える上での前提条件は以下のとおりです。
・payoneerの引き出し手数料は、上限額「2%」と想定(銀行振込み)
・Paypalの受け取り手数料は、海外からの受取る場合とし「3.9%」を想定
・Paypalでの購入の際は、Paypalで買い物をすることを想定
※Paypalでの購入の際は、Paypal独自のレートではなく、クレジットカードのレートを選択すること(Paypalで設定できます。)
それでは、表を見てください。
受け取り(1) | 経由(2) | 引き出し(3) | 合計(1+2+3) | 備考 |
|
---|---|---|---|---|---|
① Payoneerで受け取ってPayoneerで引き出す時の手数料 | 無料(payoneer) | - | 2%(payoneer) | 2% | |
② Paypalで受け取ってPaypalで引き出す時の手数料 | 3.9%(paypal) | - | 0%(paypal) | 3.9% | |
③ Payoneerで受け取ってPaypalで引き出す時の手数料 | ー | ー | ー | ー | PayoneerからPaypalへの資金移動は不可 |
④-1 Paypalで受け取ってPayoneerで引き出す時の手数料 | 3.9%(paypal) | 無料(米国決裁サービス) | 3%(payoneer) | 6.9% | 米国決裁サービスを利用した場合(Payoneer側のサービス) |
④-2 Paypalで受け取ってPayoneerで引き出す時の手数料 | 3.9%(paypal) | 0%(Payoneer口座をpaypalのアカウントに関連付け) | 3%(payoneer) | 6.9% | Payoneer口座をpaypalのアカウントに関連付けした場合(Paypal側のサービス) |
~Payoneer(ペイオニア)とPaypal(ペイパル)を連携した場合の比較~
①、②については、前述のとおりそれぞれのサービスで受け取り、引き出す方法です。
③ については、Payoneerで受け取り、Paypalで引き出す場合にかかる手数料です。前述のとおり、両者のそれぞれ手数料がお得な部分を利用する方法ですが、PayoneerからPaypalへの資金移動は不可能となっています。
④については、2パターンあります。1つ目は経由する際に、Payoneer側のサービス「米国決裁サービス」を利用した場合、2つ目は経由する際に、Paypal側のサービスである「Payoneer口座をpaypalのアカウントに関連付け」した場合です。1つ目の場合、「米国決裁サービス」は手数料1%を取られますが無料、2つ目の場合、単純にPaypalのアカウントにpayoneerの銀行口座を登録するだけですので、手数料はかかりません。しかしながら、受け取り、引き出しのそれぞれの場面で、手数料が多くかかる機関のサービスを利用する方法ですので、7~8%の手数料を取られてしまいます。
(3)まとめ
一番手数料のかからない引き出し方法は「Payoneer(ペイオニア)で受け取り、Payoneerで銀行振込みする」でした。また、Paypalで受け取った資金についても、そのままPaypalで利用するのが一番手数料がかからないことになりました。このため、連携を利用せず、自分の銀行口座へたどり着くまでの経由数は、少なくしたほうが良いみたいです。
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ディスカッション
コメント一覧
初めまして。PayoneerペイオニアでCommunity Managerをしております、ナボン恵子です。
記事を読ませて頂きましたが、若干内容が間違っているのと、アップデート箇所があるので、ご連絡させて頂きました。
Payoneerで受取って、PayPalで引出すとありますが、PayoneerからPayPalへは資金引出しは不可能です。おそらく書きたかったのはPayPalからPayoneerへの引出しではないでしょうか?
またPayoneerでは既に弊社国内銀行からお客様がご希望する国内銀行へ資金を送金していますので、国際送金などで発生する銀行間の手数料など一切かかりません。発生する手数料としては中間公式レートに2%が加算された為替レートが適用されるのみなので、2%です。
つまりはPayoneerでの支払い受取り時に1%、引出し時に2%の合計3%です。
またVIPプログラムというのが始まっているのをご存知ですか?
VIPプログラムへ移行した際には、支払受取り時の1%が0%になり、最高で引出し時は1.2%になります。つまりは、全体で1.2%しか手数料は取られない事になります。
何かご質問がございましたらお気軽に私までお問合わせ下さい。
ご連絡ありがとうございます。
Payoneerで受け取って、Paypalで引き出すことは不可能である旨、記事を修正しました。
また、
・ローカル銀行振込み(海外送金ではない振込み)が始まったこと
・VIPプログラムが開始したこと
のご連絡ありがとうございます。
この2つによって、だいぶ手数料が安くなりますね。
記事にもしてみました。
こんにちは。
paypalとpayoneerの手数料について調べていて辿り着きました。
宜しくお願い致します。
現在あるpaypalの2万ドル残高をpayoneerにドル送金をしてpayoneerから新生銀行へドル送金する場合は手数料は合計:何パーセントになるのでしょうか?
paypalからpayoneerにドル送金する際のpaypalの手数料は無料ですがpayoneerは受取手数料で1%
payoneerから新生銀行へのドル送金はpayoneerの引き出し手数料で2%
合計3%という事でしょうか?
paypalから新生銀行へ送金するのと、どちらが手数料が安いですか?
またpaypalのドル残高を日本の銀行へ移動するのに一番手数料が掛からない方法がありましたらご教授下さい。
宜しくお願い致します。
コメントありがとうございます。
コメントいただいたパターンについては、以下のとおりになると思います。
※paypalに2万ドルの残高ということなので、paypal受け取り手数料は既に差し引かれていることを前提に計算しています。
①paypal→payoneer→新生銀行
payoneer受け取り時に1%の手数料がかかり、payoneerから新生銀行へ送金する際の為替手数料が3%(ドルから円に換算するレートが3%ほど低い)かかります。新生銀行で受け取る際には、payoneerの日本の銀行から振り込まれるため、手数料はかかりません。このため、合計4%ほどです。
※payoneer受け取り時の1%の手数料は必ずかかってしまうようです。
②paypal→新生銀行
paypalから新生銀行へ送金する際の為替手数料が3~5%(ドルから円に換算するレートが3~5%ほど低い)かかります。paypalの場合、海外送金扱いのため、日本の銀行で受け取る際にリフティングチャージ(三井住友銀行では1案件あたり2,500円ほど)と呼ばれる手数料が発生する可能性がありますが、新生銀行は海外送金関係に強く、このチャージがかからないといわれています。このため、合計3~5%ほどです。
①、②ともに4%ほどかかるため、どちらもほぼ同じです。ただし、paypalの為替手数料は3~4%よりも大きいことも多いため、送金するときの適用レートによって増減するといえます。
その他の方法としては、三井住友銀行のカリフォルニアアカウントから送金する方法等もありますが、上記に比べてはるかに高い手数料になると思います。
3~5%の手数料は高いと思いますが、海外送金の中では安い手数料となっているようです。